• 2016.06.13

【AI(人工知能)とBI(ベーシック・インカム)】

ロボット

先々週AI(人工知能)の話題について取り上げましたが、今後の更なるAIの進化が人間の仕事を奪っていくとも言われています。仕事を奪われた人間はどうなるのでしょうか。仕事がなくなり収入が途絶え生活に困窮することになるか、それとも仕事をしなくてもロボットが働いてくれるため悠遊と暮らせるようになるのか・・・。

この問題に対する一つの解決策になりうるものとして、スイスの市民グループがベーシック・インカム(BI)の導入を提案し、国民投票が行われました。BIとは、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要な金額を無条件で定期的に支給する制度です。

BI推進派は、BIが、人々が仕事をしていない余暇の時間に、ボランティア活動など有意義な活動に従事するという選択肢を与えるものであると、主張しているそうです。AIやロボットができる仕事はそれらに任せ、人間はより生産的で創造的な活動に従事するというわけです。

さて、スイスの国民投票は78%の反対票により否決されました。大多数の人は、BIが勤労意欲を下げ、経済の弱体化を招くことを危惧したのだと思います。しかしながら、今後BIの議論はより活発になっていくことは間違いありません。欧米では一部の都市で実験の準備が進められているようです。

AIやロボットが効率的に富を生み出し、人間は創造的な活動に従事する。最低限の生活が保障されつつ、従事する活動に応じて公平に富を分配する。そんな未来を想像すると、AIの台頭は決して恐れるべきものでは無く、社会をより豊かにするものであるという気がしてきますね。

した。BIとは、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要な金額を無条件で定期的に支給する制度です。
BI推進派は、BIが、人々が仕事をしていない余暇の時間に、ボランティア活動など有意義な活動に従事するという選択肢を与えるものであると、主張しているそうです。AIやロボットができる仕事はそれらに任せ、人間はより生産的で創造的な活動に従事するというわけです。
さて、スイスの国民投票は78%の反対票により否決されました。大多数の人は、BIが勤労意欲を下げ、経済の弱体化を招くことを危惧したのだと思います。しかしながら、今後BIの議論はより活発になっていくことは間違いありません。欧米では一部の都市で実験の準備が進められているようです。
AIやロボットが効率的に富を生み出し、人間は創造的な活動に従事する。最低限の生活が保障されつつ、従事する活動に応じて公平に富を分配する。そんな未来を想像すると、AIの台頭は決して恐れるべきものでは無く、社会をより豊かにするものであるという気がしてきますね。

Facebook 税理士法人福島会計をフォローする

トップへ