• 2021.07.14

2021年分の路線価公表 

 

2021年7月1日、国税庁より2021年分の路線価が発表されました。
新型コロナウイルスの流行の影響により、全国の標準宅地の平均変動率が昨年に比べマイナス0.5%となり
6年ぶりに下落となりました。
全国で一番高かったのは、36年連続で東京都中央区銀座5「鳩居堂」前となりました。
この時期恒例のニュースとなりましたね。

では、この路線価とは、何に利用されるの?と疑問に思われる方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

路線価とは、その年の1月1日時点における主要な道路に面した1㎡あたりの土地価格を公示するもので
相続、遺贈又は贈与により取得した財産を評価する際に利用するものです。

相続や贈与において、土地の評価額を計算する際の計算方法は、土地に接道している道路の1㎡あたりの
千円単位の路線価に土地の面積を乗じて計算します。

では、実際に土地がおよそそのくらいの評価となるのかを計算してみましょう。

例)所有している土地が50坪あったとします。
50坪は、約165㎡とします。
接道している路線価は 300千円です。
(※他の諸条件は考慮していません)

300,000円×165㎡=49,500,000円 という評価となります。

 

例では、簡単に計算するためにそのほかの条件を一切考慮していませんが実際に土地を評価する際には
地形や土地の状況に応じて補正が加わったりと計算はより複雑となります。
また、相続の場合は、土地を所有していた方や相続する方の要件によって特例を適用できたりと
上記で計算した土地の評価額がそのままの額で相続や贈与で算出されるかどうかは一概に判断できません。

では、いったい自身の財産はいくらで評価されるの?
土地や建物、それ以外の資産を含めたら相続税はいくらになるのかな….
一度試算してみませんか?
相続や贈与など対策は、人によってさまざまです。
事前に対策しておけばよかったと後悔することがないように
是非、この機会に福島会計にご相談ください。

ちなみにこの路線価はどなたでも下記国税庁ホームページから確認することができます。
ご自身に関連する土地がどのくらいの価値であるかを一度確認してみるのもよいのではないでしょうか。
https://www.rosenka.nta.go.jp/

 

 

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