• 2018.06.20

今年は固定資産の評価替えの年です!

スタッフの野澤です。
昨日のW杯初戦、予想外の展開と結果に次戦がますます楽しみになってきました!

 今回は固定資産の評価替えについてです。
今月の上旬頃に、市区町村から固定資産税の明細が届いているかと思います。

 固定資産税は、3年ごとに評価額を見直す制度がとられていますが、
今年はその評価替えの年度に当たります。

 本来は固定資産の価格である適正な時価を毎年見直すべきなのですが、
都内の膨大な土地や建物の評価を毎年行うことは実務的に不可能なため、
3年ごとに評価額が見直されています。

 そのため、原則翌年と翌々年は評価替え年度の価格が据え置かれます。
今年は評価替えの年なので、この機会にご自身の評価額と納税額が昨年と比べてどのくらい変動したかを見てはいかがでしょうか。

 近年の路線価を見ますと、東京23区の場合、年々上昇傾向にありますので、
固定資産の評価額も3年前(平成27年度)と比べて上がっているケースが多いのではないでしょうか。
 
 固定資産の評価額に疑問がある場合は・・・
固定資産税には「縦覧制度」というものがあり、自分の土地・建物と他人が所有する土地・建物の評価額を比較し、自分の土地・建物の評価額が公平・適正であるかを確認することができます。
所有者の氏名や住所は記載されていないのですが、納税者であれば、誰でもすべての土地・建物を記載した「縦覧台帳」を期間限定で見ることができます。

 似たような制度に「閲覧制度」もありますが、こちらは自分の土地・建物の評価額などを記載した固定資産台帳を見ることができます。自分のものなので、納税者の氏名・住所等まで見ることができます。
また、借地借家人は、その借りている物件の評価額を確認することができます。

 縦覧制度には期限が・・・
「閲覧」はいつでも見ることが可能ですが、「縦覧」は固定資産税の第1期の納期までと期限があります。
過去には固定資産税が何十年にもわたって過大徴収されていた事例もありました。
一度「閲覧制度」を利用して、自分の土地・建物の評価額が同じような規模・構造のものとどうなのか確認してはいかがでしょうか。

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