役員借入金、役員貸付金があるとどうなる?
2020.08.26
個人型確定拠出年金(iDeCo)をご存じですか?
スタッフの野澤です。
いよいよ確定申告の最終日です。
申告忘れがないようにご注意ください。
今回は個人型確定拠出年金、通称「iDeCo」についてご紹介します。
読み方は「iDeCo」と書いて「イデコ」と読みます。
individual-type Defined Contribution pension planの略です。
覚えられませんね。
まだ認知度が低いせいか今回の確定申告でも
加入している方をあまり見かけませんでした。
私自身も加入したいとは思うのですが・・・。
iDeCoは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金の1つです。
公的年金等だけでは将来不安な方が、自分で運用しながら老後の備えをするのが制度趣旨です。
2001年からある制度ですが、これまで加入対象外だった専業主婦なども加入できるようになりました。
まずは税制のメリットについてご紹介します。
1.積み立てするとき全額が所得控除となります。
所得税と住民税の負担が軽減されます。
毎月の掛金1万円の場合
例)所得300万円の方→年間24,000円の軽減。
2.利息や運用益は非課税です。
3.受け取るときに一括で受け取り→「退職控除」の適用を受けられます。
分割で受け取り→「公的年金等控除」の適用を受けられます。
ただし、次のような制約があります。
1.掛金の上限金額があります。
企業年金に加入していない会社員や専業主婦は月額23,000円など、
職業により掛金の上限額が異なります。
2.各種手数料がかかります。
手数料体系は金融機関によって異なります。
3.原則として60歳まで資産を引き出すことができません。
中途解約は、国民年金保険料を免除されるなど一定の要件を満たす方です。
長期間資金が拘束されますので、積み立てをすることで
資金に余裕がなくなってしまう方にはオススメできません。
そのほか資産運用する商品によっては、掛金元本を下回リスクもあります。
金融機関と運用商品は自分で決めることができますので、そのようなリスクを避けたい方には、
運用商品を預金にすれば、元本割れすることなく所得控除による節税メリットを享受できます。
それぞれの商品の性質を理解するなど、運用商品の選択は慎重にご検討ください。