• 2020.11.04

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?中小企業のスモールDX

福島会計の小島です。

最近CMなどでも耳にするようになった「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「2025年の崖」という言葉、皆さんはご存知でしょうか?

「DX」とは、一言でいうと「ITの活用を通じて、ビジネスモデルや組織を変革すること」ということです。これまでの単なる「IT化」とは、「変革」という点が大きな違いといえます。
「2025年の崖」とは、企業が抱える古いシステムが重荷になり、2025年以降、最大12兆円/年の経済損失が生じ、DX推進の障壁になるという問題です。

なんとなく中小企業にとってハードルが高く、縁のない話のように思えますね。しかし、中小企業だからこそ、むしろDXへのハードルは低いと言えます。同時に、中小企業がこれから生き残るためにこそDXが非常に重要なのです。それはなぜでしょうか?

まず、中小企業は大企業に比べIT化の利活用が遅れていますが、裏を返せば足かせとなるような古いシステムがなく、IT化の余地がまだまだ残っているということです。IT投資のための資金や人材などの問題はあれど、DXへのハードルは低いと言えます。

また、労働人口の減少による人手不足倒産が深刻化しており、人手不足を解消するための対策(業務効率化や働き方改革など)は中小企業が生き残るためには避けて通れない課題です。

これこそ、中小企業の生き残りのためにDXの推進が重要である理由です。

中小企業にとってDXのポイントはいくつかあります。

まず一つめは、DXを大仰にとらえず、日々の業務の小さな変革から着手することです。小さな成功体験を積み重ねることで、徐々に社員の意識の変革と文化の醸成が進みます。なお注意すべきはツールの導入=DXではない、ということです。

二つめは、安価なクラウド系ツールの活用です。昨今は、クラウド系の安価なツールが数多くリリースされています。大規模な基幹システムを導入する大企業とは違い、中小企業は安価なクラウド系ツールをうまく組み合わせることで、低コストでDXを実現する余地があります。

ここで問題になるのはIT導入のための人材です。社内にIT人材が確保できないことが、中小企業のIT化の遅れの大きな原因の一つでした。そこで三つめのポイントとなるのは、IT人材を外部に確保することです。それも自社ソフトの販売を目的とするソフトウェア会社の担当者などではなく、中小企業診断士や我々のような会計事務所が最適なパートナーとなりえます。

上記3つのポイントをおさえ、中小企業が小さくはじめるDX、いわば「スモールDX」というコンセプトで取り組むことで、中小企業でもDXの実現は可能になるのです。

我々福島会計も中小企業です。そんな我々もこれまでDXに取り組んできました。
会計業界は数年前からクラウド会計の波が押し寄せ市場環境を激変させつつありますが、福島会計は一早くその波に乗った会計事務所の一つです。クラウド会計を軸に、周辺業務のIT化を推し進めてきたノウハウを、我々は持っています。そのためコロナ禍におけるテレワークにもすぐに対応できました。

皆さまと同じ中小企業である福島会計が、なぜDXを推進してくることができたのか、
今後はウェビナーなどで積極的に発信して行く予定ですので、ぜひ当社の今後の発信にご注目ください。

「業務効率化をどの業務から着手し、どのツールを使えば良いかがわからない」「テレワークや新しいツールの導入に取り組んだが、元のやり方に戻ってしまった」「取り組みたいけど社員が古いやり方に固執し、なかなか導入が進まない」など、悩みをお持ちのかた、まずは当社にご相談ください。我々のノウハウをもって皆さまのスモールDXのお手伝いをいたします!

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