• 2019.11.27

貸借対照表の超かんたん利用法

福島会計の山田です。
今年も残すところあと1か月となりました。
年末の慌ただしい中、日に日に寒くなってまいりますので、体調には十分に気を付けたいですね。

さて、今回は貸借対照表の話をいたします。

貸借対照表は損益計算書と並び毎期必ず作成する決算書類です。
多くの経営者にとって興味があるのは売上高や利益が記載されている損益計算書かもしれません。
損益計算書が経営成績を表すものであるのに対して、貸借対照表は財政状態を表すものです。
また、損益計算書に記載されている情報は単年度の情報であるのに対して、貸借対照表には会社設立から現在までの情報が記載されています。
そういう意味では、貸借対照表は損益計算書より重要なものとも言えるのです。

話が退屈になってきたので、ここで一つ貸借対照表の簡単な見方を紹介します。

項目や金額を見るのではなく、視覚的に把握できることがあります。
貸借対照表は中央の線で左右に分かれていて、それぞれに金額が並んでいます。
この金額の先頭を線で結んだときにどういう傾きの線になるかを見ます。
実際には区分ごとの合計額があったり桁はそんなに変わらなかったりするためきれいな線になりませんが、概ねの傾向を見ます。

左側の線は、左上から右下へ右下がりの線になるのが理想です。
右側の線は、逆に右上から左下へ左下がりの線になるのが理想です。

これはどういうことかと言うと、貸借対照表はお金になるまでの期間が短い順に上から記載されています。

左側にはすでにお金である現金及び預金に続いて売掛金などの流動資産が記載され、真ん中辺りに固定資産、下の方に投資その他の資産が記載されています。
左側の線が右下がりになるということは、短期間でお金に換えて使えるものが多いということです。

右側は上側の負債と下側の純資産に分かれていて、さらに負債は買掛金などの流動負債、長期借入金などの固定負債の順に記載されています。
右側の線が左下がりになるということは、短期間で支払わなくてはいけないものが少なく、返済義務のない元手と過去の利益の蓄積の合計である純資産が多いということです。

総合すると、すぐに準備できるお金が潤沢で、かつ、支払わなければいけないものが少ないことになり、余裕を持って安定した経営ができることになります。

ただし、現状でこのような理想的な貸借対照表となっている会社は少ないでしょう。
左側の資産の合計より右側の負債の合計の方が多く、純資産がマイナスとなっている場合もあります。この状態を債務超過と言います。

では、どのように理想の貸借対照表を実現するかということになると経営計画の出番です。
債務超過を解消したい、自己資本比率30%を達成したい、無借金にしたいなど目標を設定し、何年で実現するか?
そのために今期はいくらの利益が必要か?その利益出すためには売上がいくら必要か?などと考えていきます。

もちろん計画通りに進まないこともあるでしょう。
むしろ計画通りにならないことの方が多いかもしれません。
計画と実績で何が違ったのか?その課題に今後どう対応するのか?を考えるのが重要です。

変化の激しい世の中です。その変化にいかに迅速かつ柔軟に対応するかが事業継続の鍵となります。
福島会計ではこのような経営計画作成のお手伝いをし、社長の希望や夢を共に実現したいと考えています。

来年は東京オリンピックの年です。夢を実現しようとするアスリートの姿に刺激を受けることも多いと思います。
弊社の経営計画書にもミッションとして「経営者をその隣にいて伴走・支援することが我々福島会計の使命です」と記載してあり、社長の夢を一緒に目指したいと考えておりますので、ご相談ください。

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