• 2014.04.09

【地震保険料の改定は7月1日からです!】

jishin_building

「南海トラフ地震」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、東日本大震災の発生により、同規模以上の地震を想定した研究が進んでいます。
その研究結果を基に、7月1日以降が始期となる契約の地震保険料が改定されることとなります。

構造等により変わるところもありますが、保険料水準は全国平均で約15.5%の引き上げとなり、東京・神奈川・千葉については約20%、埼玉については約30%と、保険料以上に地震への不安も増す数字が並んでいます。
ただし、引き上げと同時に、耐震等級の高い建物や免震建築物についての割引率が拡大されることから、契約によっては最終的な保険料が下がることもあります。

そもそも地震保険は、主契約である火災保険とセットで加入するものなので、火災保険には入っていても地震保険に入っていないケースも考えられます。
全国平均では3割ほどしか加入していないというデータもあるように、加入当時は必要性を感じずに未加入のままとなっていることも多いようです。

また、加入しているケースでも「うちの火災保険は5年契約で入っているから、保険料引き上げの影響はないはず」とはならなそうです。
というのも、火災保険は5年契約であっても、地震保険は1年契約ということがほとんどだからです。

現在ご加入中の保険がある方は、当該契約の保険会社、もしくは代理店のご担当にご確認いただくことをお勧めします。
地震保険の見直しをきっかけとして、今一度防災を意識してみるのもいいかも知れません。
地震の予知は永遠の課題と言えるものですが、“防災”はそれぞれの地道かつ継続的な取組みの成果として成り立つものであることを忘れないようにしたいものです。

Facebook 税理士法人福島会計をフォローする

トップへ